けなげなアルプス乙女
我が家は、建ててから18年が経とうとしている。
家を建てた時、あまり日当たりのよくないところの隙間に姫りんごの(たぶん)「アルプス乙女」の苗を隣家との間に植えた。
姫りんごは、やっと2階の窓辺に見えるほどに成長し、それととも今年ようやく花を着けた。
ちょうどサクラソウが開花したと同じ時期であった。
苦節18年、姫りんごもよく耐えて花を咲かせてくれた。
同じころ植えた柿の木も、今年はたくさんの花芽を持った。
ようやくこの地の環境に慣れてきたのだろう。
この地に家を建ててから庭に多くの花を植えてきたが、日照や夏の高温と通風の関係からか、次第に勢いをなくし、しまいに姿を消していってしまう。
唯一、この家になじんだのはニリンソウで、年々勢いを増して他を圧倒している。
そんなニリンソウの群生地も、高尾では訪れる人が多く踏み荒らしの被害が多いという。
我が家のニリンソウ群落も踏み荒らしの被害が相次いだので、ネットで囲いをした。
それからはまったく入り込みもなくなって、ニリンソウは守られている。
その犯人と言えば、野良猫たち。柔らかい土の上で排便排尿をする際、
ニリンソウにも被害を与えていたのだった。
(補足) 玄関先の柿の木(次郎柿)
花芽がたくさん
桃栗3年柿18年