皇后さまと曽野綾子先生 (2018)

皇后さまが84歳の誕生日を、20日迎えられた。
皇后さまの誕生日に寄せた曽野綾子先生の談話が今朝の産経新聞に掲載されている。
その中でその先生は「葉山御用邸で静養中の天皇、皇后両陛下が我が家に来られる」ことがあり、その際は「大根を使った家庭料理をお出しする。」と言われている。

曽野先生はご自宅に客人をお招きするときは、どなたに対してもありきたりの家庭料理を出されると言われているが、天皇皇后陛下に対しても同じようなもてなしをされているということだ。

これまで先生の著書や新聞雑誌への寄稿文を読んで違和感を感ずることは99.99%なかったが、このたびの談話でよくよく先生の人となりがなお一層理解できた。

皇后さまは天皇のご退位後は畑でマクワウリを作って見たいとおっしゃられている。曽野先生は皇后さまがお忍びで書店に寄られるのをお手伝いしたとのことで、皇后さまは後で「文房具売り場にも行きたかった。」とおっしゃられたそうだ。

書店にも、文房具売り場にも行くことができない皇室での不自由な生活から解き放たれるときがこれから少しでもあればと願うところである。

社会人となってから国内留学で英語学校に通っているときの校長が大の皇室嫌いで、天皇制度は憲法違反だとか、皇居などはいらないと戯言を言っていたが、どうしてそのような神経構造になるのか今もって分かることができない。

年齢を重ねるほど野菜畑に山登りにますます忙しくなって、ここしばらくその綾子先生の著書を開くことが少なくなったし、近著の購入も滞って、山部屋に積み上げている曽野綾子先生のご本のリストの更新もここしばらく遠ざかっている。