2014-01-01から1年間の記事一覧

特別純米・早瀬浦 しぼりたて (2014)

2014/12/29 山で飲む酒はとりわけおいしい。山から下りてから飲む酒もおいしい。山に行っていなくても家で飲む日本酒はことさらおいしい。 いつものハクレイ酒造の酒の在庫が少なくなったので、近所の酒屋に行くと「三宅彦右衛門酒造」になる「早瀬浦」が何…

寒い時のレイヤリング (2014)

2014/11/14~15の南アルプス・茶臼岳でもそうだったし、12/12~13の奥多摩・タワ尾根~酉谷山避難小屋のときもそうだったが、冬季のレイヤリングと言うものはなかなか難しいものである。 夏も冬も①フラッドスキンメッシュ②ウール系ロングスリーブ③ハイブリッ…

奥多摩温泉もえぎの湯で (2014)

2014/12/12~13 奥多摩/タワ尾根~酉谷山避難小屋(往復) 行こうとしてた南アルプス/茶臼岳は、ヤマテンでは12:00で気温-14℃、風速15m/sと予報していて、このような気象がこのところ連続している。 つまり、素人では標高2,605mの雪山は無理ということで、…

山小屋はいらないのか/三俣山荘 (2014)

どうせこの種のものは「色」のついたものだから、山には関係があってもつまらない内容のことだろうと、この本を長く手をしなかった。 近所の公園を年寄りが占拠してゲートボールをやっていて、近隣の住民が公園の周縁にでも立ち入ろうものなら集団で追い払う…

酉谷山避難小屋の水場が荒されて・・・!

2014/11/23~24 大血川~小黒~酉谷山~酉谷山避難小屋(往復) (貴重な山の水場に手を出すな!の巻) 今回の酉谷山避難小屋では、人の愚かさを深く考えさせられた。できもしないことをやってしまう愚かさである。だからといって自分が「小子」ではないとい…

南アルプス 茶臼岳は大荒れ (2014)

2014/11/14~15 南アルプス/茶臼岳~光岳(往復)の予定が・・・。 茶臼小屋から登った稜線は烈風が吹き荒び、気温は-10℃と寒く、踵を返して下山した。この2日間に出会った人は「0」人、もう十分に冬山の様子だった。 茶臼小屋の源頭の水はまだ流れていた。…

本当にそうですか?「どんな状況でも核兵器にノーを」(2014)

産経新聞は11月11日の朝刊で「シャープは11日、液晶テレビ「アクオス」のテレビCMを3年ぶりに復活させると発表した。年末商戦に向けて高画質の「4K」対応機種をアピールし、消費税増税の影響で落ち込んでいる国内販売のてこ入れを狙う。15日から放…

アライテント/エアライズ2修理&購入 (2014)

2012年に購入したアライテント/エアライズ2は、購入時テントを広げることなど考えることもなく手にした。 2014年 日高山系/春別岳 あるとき、テントのボトムに張ってあるシームテープに大きな気泡がいくつもあって、縫製の部分にシームテープの効果が上…

避難小屋を作るにも反対を唱える大地の人たち (2014)

自力では地域経済を維持できないにもかかわらず、繁栄したこの国の恩恵を受け、あれこれ好きなことを言っている人たち。避難小屋をひとつ作ることにも反対だとか。トムラウシ大量遭難事故後の避難小屋建設計画があったころの話。 ~~~~~~~~~~~~~…

魔境・酉谷山/小黒 (2014)

埼玉県秩父環境管理事務所が作成した「平成26年 秩父地域山岳遭難発生状況」(1月~8月)を見ると、発生件数40件のうち5件が酉谷山界隈となっている。 この数は入山者が少ない場所なのに多すぎるのか、入山者が少ないから事故が起こりやすいのかという、どち…

特別本醸造・栃茜/白相酒造 (2014)

2014/10/13 テントを買いに池袋へ。 アライのテント、エアライズ2を買いに行った。 3年前に買ったエアライズ2本体のシームテープの張り方がいい加減で、こんなものかと思っていたが、風雨にさらされた稜線で看過できない状態に至ってしまった。好日山荘に…

「なぜ、御嶽山に自衛隊派遣なんだろ…。 」 ?

2014/10/10~11 西黒尾根~谷川岳~茂倉岳避難小屋(往復) 谷川岳(2013/10/17) 山を下りて、「なぜ、御嶽山に自衛隊派遣なんだろ…。」という発言が物議を醸しているというニュースを目にした。 http://www.sankei.com/politics/news/141011/plt1410110028…

酉谷山避難小屋のノートから(2014)

2014/10/3~4 ヨコスズ尾根~酉谷山避難小屋(往復) 酉谷山避難小屋 奥多摩の山奥深くにある酉谷山避難小屋は、長沢背稜の登山道から少し離れた急斜面に建てられている。この周辺では遭難者も少なからず出ていて、目の前の嘉右衛門尾根では遭難した行方不明…

山では飲まない酒/ハクレイ(白嶺)の酒 (2014)

山でも、山を下りても日本酒を飲む。しかし、山で飲む日本酒と山を下りてから飲む酒は少し中身が違う。 生酒の酒呑童子「紅葉姫」 いつも家で呑んでいるハクレイの酒は、ほとんどが生酒(火を入れていない酒)なので、保管するときは冷蔵庫に入れておかなけ…

殺生ヒュッテのテント場で (2014)

槍ヶ岳のテント場が一杯だからと殺生ヒュッテに下り、折からの快晴、そして三連休とあって殺生ヒュッテのテント場も間もなく埋まりかけるころ、どうにか岩石がゴロゴロしているスペースを確保した。(2014/9/12~14の前穂高岳~大キレット~槍ヶ岳縦走の記録…

ハルラ山/漢拏山 (2014)

漢拏山は済州島にある標高1,950mの山で韓国の最高峰である。 この山には、いつか登ってみたいというより、この山のある済州島にはいつか行ってみたいと長年(この40年ほど)思っていた。(が、行かなかった。) 昭和50年12月25日発行 この本を発行の翌年、…

前穂高岳~奥穂高岳~槍ヶ岳/テント泊縦走 (2014)

2014/9/12~14 ① 岳沢~前穂高岳~吊り尾根~奥穂高岳 ② 奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳~大キレット~南岳~槍ヶ岳~殺生ヒュッテ ③ 殺生ヒュッテ~上高地 重太郎新道から天狗 「槍ヶ岳でテントを張りたい」が、今回の登山のコンセプトであった。 早…

北岳/両俣小屋

2014/9/5~6 2泊3日のテント泊、コースは ① 野呂川出合~両俣小屋~熊ノ平小屋 ② 熊ノ平小屋~塩見岳~熊ノ平小屋 ③ 熊ノ平小屋~間ノ岳~北岳 の予定であった。天気予報は、3日目の午後に降雨。 両俣小屋 予報に反して、1日目から小雨で山々はガ…

炎暑/酉谷山避難小屋~雲取小屋~奥多摩小屋~鷹ノ巣避難小屋(2014)

2014/ 8/22~24 北アルプスの天候が思わしくない。前穂~奥穂~槍のテント泊縦走の望みは今でもなくていい。ということで、近場の酉谷山から雲取山を周回することとした。 折しも炎暑厳しい8月、登山口の一石神社からウトウノ頭までの尾根は暑いのなんのっ…

北海道平取町のトマト (2014)

日高の山を下りてから、北海道のお土産は何かというと、「めむろファーマーズマーケット『愛菜屋』」の野菜がいいでしょ、ということで開店時間に遅れないようにレンタカーで芽室町に行く。 あれもこれもと野菜を満杯にした段ボールを、愛菜屋から送ってもら…

レンゲショウマの咲く御岳山から大岳山 (2014)

2014/8/15 奥多摩(鳩ノ巣駅~御岳山~大岳山~鋸山~奥多摩駅) 北海道の山登りから戻って来た最初の山を、奥多摩の山とした。日帰りという制約なので、時期的にレンゲショウマが咲く山でロングコースを歩くこととして、JR鳩ノ巣駅を起点に御岳山に…

ニペソツ山 (2014)

2014/8/1 東大雪/ニペソツ山 エサオマントッタベツ岳からコイカクシュサツナイ岳を4泊5日の日程(2014/7/25~29)で目指した。しかし、台風崩れの低気圧の通過を待つこと43時間、カムイエクウチカウシ山から下山せざるを得ない結果となっ…

エサオマントッタベツ岳~カムイエクウチカウシ山縦走 (2014)

ようやく今回の縦走記録をホームページにアップしました。 どうぞご覧になって下さい。 「やま旅・はな旅 北海道」 http://yamatabi-hanatabi.com/ 7/25~29、エサオマントッタベツ岳~カムイエクウチカウシ山を歩いた。ハイマツ地獄、ヒグマ4頭、折からの…

酉谷山と酒 (2014)

2014/7/16付け産経新聞「産経抄」は酒を飲む機会の一つに「うれしいとき」があると書いている。 その酒という字は「氵」と「酉」で成り立っているが、酉という字は酒壺を表す象形文字で、酒壺が転じて酒壺の内容物、糧食が発酵したもの、すなわち「酒…

日本人はお坊ちゃま過ぎて・・・ 北岳 (2014)

2014/ 7/12~13 北岳~間ノ岳 芦安からのルートも、北沢峠からのルートも、台風8号の影響による林道の崩落などが理由で通行できず、唯一路線バスの運行が見込まれる奈良田へ向かった。だが、ただ漫然と奈良田に向かったのではない。このような状況…

泥濘と階段の守門岳を保久礼小屋から登る (2014)

2014/7/5(土) 守門岳 浅草岳からの帰路、途中の浅草山荘で日帰り温泉に入り、五味沢キャンプ場でテントを張ろうと大雨の中、立ち寄った。山荘は土日の営業とのことで入浴は叶わず、入広瀬まで戻って寿和温泉で風呂に入る。雨は間断なく降り続いてい…

ヒメサユリ咲く浅草岳 (2014)

2014/7/4 浅草岳(六十里越から) 予定していた平標山~谷川岳~茂倉岳の縦走は折からの悪天候で中止としたが、少しでも空模様のいいところはないかとGPV予報を見て浅草岳と守門岳を選んだ。ただ、こちらの山も同じような天候ながら、ヒメサユリが見ら…

仙丈小屋の個人的な評判 (2014)

2014/6/13~14の日程で、仙丈ヶ岳を伊那側の地蔵尾根から目指した。当初、1日目に松峰避難小屋泊、2日目に仙丈ヶ岳を登り丹渓新道を下りる計画であった。しかし、それでは間延びするとの思いから、仙丈小屋(冬季小屋)を使わせてもらうことにし…

パーティを組んで山を歩くということ

山の会に属していたとき、どのような山にも、日帰りであっても泊まりの山であっても、夏でも、冬でも必ずメロンをザックに入れて持ってきて、皆が疲れたころにこのメロンを切って振る舞ってくれた人がいた。山で青果やトマトなどの野菜を食すると疲労もたち…

自生地のアツモリソウ&キバナノアツモリソウ(2014)

何を隠そう、前回、6月13日~14日に長大な稜線を持つ地蔵尾根を登って仙丈ヶ岳に登ったのは、キバナノアツモリソウとの対面を期待もあった。それなりに成算(10%ほどの可能性)はあったのだが、現実はそう甘くはなかった。その情報は約30年ほど前のもので…