山での忘れ物2題 プラスone

いずれも秩父のマイナー(というより人知れぬ孤独)な山の大ドッケの帰路のこと。
 
2014/3/18
 車を浦山大日堂に停め群落地を往復し、車に戻ってLEKIのストックを運転席の反対に立てかけ、市営バスの運転手さんと少し山の話をし、ストックのことは忘れてバスに少し遅れて出発。
 4/8 万が一そのままになっていたらと思い、大ドッケに行くついでに見てみるも、なし。
 4/15 仕方がないので、さかいやスポーツに行ってLEKIのカーボンを買おうとするが高いので躊躇。SIRIOの靴を買って帰る。
 4/16 念のため秩父警察署に電話をしてみるが、届け出なし。市営バスはバス会社に委託運行されているが、とりあえず市役所に電話してみると、バス会社で保管してくれているとのこと。買わなくてよかった!
 
2014/4/18~19
 タワ尾根から酉谷山避難小屋経由大ドッケを下りてきた。帰りのレッドアロー号車内で同行の皆さんとビール&日本酒をいただく。その際、モンベルの廃番になった使いやすいキャップを椅子とお尻の間に押し込んで、そのまま下車。家に帰って山道具を清掃・洗濯しているときに気付き西武鉄道に電話すると、保管しているとのこと。
 4/22 西武池袋駅に行って、帽子をもらう。
 
 本当に日本はいい国。清潔で、穏やかで、自然がきれい。少し前にスーパーでレジ袋に買い物を入れているときに、財布と小銭入れを忘れて、忘れてきたことを忘れてのほほんとしていたところ、忘れていますよと電話があった。
 
 しかし、いい国は日本ばかりではない。食べ物がおいしく、人が優しく、穏やか。安堵感を覚える台湾で、雨の中、台北駅からホテルまでタクシーで行ったところ、車内に財布を落とし、気付いたらタクシーはテールランプを見せて喧噪の街の中へ・・・。運転手さんが親切な人だったので、見つけてくれたら戻ってくれると確信していたらそのとおりに。旅の一日目のできごとだった。
 
 田母神さんが「日本はいい国だ」と言って更迭・退職に追い込まれたが、先の都知事選で特に若い世代から多くの得票を得た。山に登るたびに「本当に日本はいい国だ!」と思うが、今日、秩父の秘峰?の矢岳でふざけた看板を見た。
  山と人命を大切に
  美しい自然を壊す戦争に反対
  空き缶・ゴミ・良心は持ちかえろうね
 
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 「戦争に反対」と念仏を唱えてさえいれば戦争に巻き込まれないというのなら、念仏を唱え続けよう!この看板は、同種の看板とともに全国の山に組織的に掛けられたのではないか。