1967峰のツクモグサ

2014/5/23~24
美岳~ピパイロ岳~1967峰~北戸蔦別岳
 
日本に咲くツクモグサは、雪倉岳・白馬岳・八ヶ岳・ニペソツ山・ニセイカウシュッペ・芦別岳・ピパイロ岳に植生が見られるとの認識でいたが、今回ピパイロ岳~北戸蔦別岳をピストンして得られたことは、1967峰にもツクモグサの植生があるということであった。
 
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5月と言えば、まだツクモグサの開花には早いという固定概念を覆そうと、伏美岳から北戸蔦別岳を往復する。稜線にはまだ雪がたっぷり残っていて、ツクモグサどころの話ではない。しかし、咲いているとの確信がなければこの時期の縦走は気が重い。
 
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そして結論は、北戸蔦別岳から向かった時の左手斜面に2株のツクモグサがあったということである。その場所は1967峰に登る岩場としてあまりにも顕著な場所であり、注意がそこまで及ばなければ見過ごすようなところである。
 
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2014年の記録を探しても、ピパイロ~1911mの先を進んだものは見当たらない。登山の対象の地域が限られている北海道の山で、縦走の対象となるこの地域が単に伏美岳やピパイロ岳の往復とされているこの時期、テントを担いで登ることの楽しみは何物にも代えがたいし、そうしなければもったいない。