道迷いとGPS(カムイエクウチカウシ山での反省)

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(画像上)カムエク南西尾根の斜面からカムエク頂上~1700m~八ノ沢カールのトラック
(画像下)北東カールから札内岳JPへのルート図
(注)  ブルーのフラッグは予想登攀路

昨年一度来たカムエク頂上から八ノ沢カールへは、尾根道を下るのだからと地図も確かめないで、視界の利かない頂上から唯一はっきり見える尾根を下った。方向もこっちだったような・・・・。

ハイマツに覆われた尾根道はすぐに踏み跡が薄くなって左側の草付きの斜面に下りている跡がある。おかしいが、その先にはトラバースの道が見えるので下りると、熊の掘り返しが続いたことによって、一筋の道に見えたのだった。

GPSを取り出して、入力してあったウェイポイントの「1700m」を見ると、まったく方向違いであった。南西稜の斜面に入っているのであった。

標高差にして70m、下るのはあっという間だが、斜面を登り返すのは大変だ。
トラックログを取りながらカムエクの頂上に戻って、正しい尾根に乗って1700m経由八ノ沢カールに下りた。

北東カールは、昨年、取り付きを間違えたところだ。
今年は、皆さんのGPS軌跡や写真を参考に、カールであらかじめ確認して登り、ログも取っておいた。

GPSにはあらかじめカシミールで作成したルート、あるいはウェイポイントをアップロードしておく。縦走時は、必ず電池を入れ替え、予備も持つ。いらないトラックログは作成せず、電池の消耗をおさえる。

これによって、初めての道も大きな迷いもなく進むことがきるし、3~4日使っても電池はまだまだ残っている。なお、これまではリチウム電池の予備を持参していたが、panasonicから「EVOLTA」という電池が売られているが、宣伝文句どおり長持ちである。