2009年 山と花

伊豆ヶ岳から子の権現

① 伊豆ヶ岳頂上 ② 子の権現 ③ 大わらじ 2010年の足腰の祈願をしに、子の権現に行ってきました。 氷点下の冷たい気温で鼻も凍りそうです。 平日にもかかわらず、下山までに6人にも会いました。 秩父の山は、都心からのアクセスもよく、善男善女に歩かれ…

鳳凰三山の登山口 夜叉神峠

夜叉神峠から見た間ノ岳 夜叉神峠から薬師岳まで行って厳冬の白峰三山の姿を見ようと出かけたが、どうも気力が湧かず杖立峠までさえも行かず引き返した。 帰路、温泉に入ってまったりしようとしたが、いつもの芦安の風呂は2か所とも定休日で、甲府でBOO…

山用ガス・ストーブ マイクロレギュレーターストーブ ソトSOD-300

画像(上)マイクロレギュレーターストーブ ソトSOD-300(冷凍した専用ガスボンベ使用時) 画像(下)同上(常温のEPIgasのボンベ使用時) 寒い野山では通常のガスカートリッジコンロは着火しても、お湯が沸かないうちにガスの気化が寒さで促進されず、次第に…

赤指尾根から鷹ノ巣山(鷹ノ巣山避難小屋)

(1枚目)赤指尾根から見た「登り尾根」と霧氷 (2枚目)石尾根の霧氷 (3枚目)鷹ノ巣避難小屋 雲取山に登って雲取山頂避難小屋に泊まろうか、雲取山荘に泊まってのんびりしようかなどと考えたが、これまで歩いたことのない尾根を歩いて鷹ノ巣山避難小屋…

初冬の北岳 ホシガラス

(3枚目はバットレスとホシガラス) 10/19~20、テント泊で北岳に登りました。 ピッケルは要らないだろうが、アイゼンだけは持っていったのですが、 まさにアイゼンが必要な状態でした。 北岳の今年の初雪は9月15日、 初冠雪は10月10日と言う…

白馬岳とお花畑の新避難小屋

杓子岳北面と2009年に立てられた白馬岳お花畑避難小屋 白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉にテントを張って心身の疲れを癒そうと、ビールと濁り酒をザックにしのばせ猿倉から登った。 しかし、稜線は濃いガスと強風であっさりとひ弱って頂上小屋のテント場を…

北岳のタカネビランジ

今年の夏はカムイビランジだ!と楽しみにしていた日高の山だったが、遅くに降った雪で季節が遅れていて、一輪の花にもお目にかかることができなかった。 また、今年の不順な天候で、カムイエクウチカウシ山からペテガリ岳までの縦走も、悪天候での停滞を余儀…

カムイエクウチカウシ山~コイカクシュサツナイ岳間のテン場

1枚目~1737mのテン場(周りが木々に囲まれていて荒天時は最高の逃げ場) 2枚目~1823峰の先、1643峰寄りのテン場(エスパース210cm×210cmが可能な広さかか?) 3枚目~1643峰の西側へのすこし丸みを帯びたごつごつとした岩も…

1823峰(頂上)のテント場の様子

カムイエクウチカウシ山~コイカクシュサツナイ岳の中間に位置する1823峰頂上のテント場です。 整地されているスペースは、2人用テント1張り分だけですが、極めて快適なテント場です。緊急避難的にプラスして1人用テントを(凸凹した)草地に張れないこと…

ヒグマの親子

ここは日高山脈・八ノ沢カールです。 これからコイカクシュサツナイ岳に向けて、ひとまずカムイエクウチカウシ山に至る稜線に上がらなければなりません。ところが、1700mへの登山道のど真ん中で、ヒグマの親子が高山植物をせっせと食べているところです…

アツモリソウ

関東周辺ではお目にかかることができないと思っていたアツモリソウに出会った。 思わず地にひれ伏してアツモリソウを観察することにした。 その威容、威厳に厳粛な気持ちになったのでした。 詳しくは http://www.ne.jp/asahi/yamatabi/hanatabi/ をご覧下さ…

登山道脇に咲くヤマシャクヤクの群落

稜線の山道脇に白い花が2~3輪見えたので、 周囲を探すとヤマシャクヤクがほかにもあった。 ネットで検索してもこの山域にヤマシャクヤクが 咲くとの記録はないが、わずかな情報で歩いて見 た。 今夜は前線が通過し開花したばかりのヤマシャク ヤクは、そ…

花の百名山が転じて池袋の街へ

早朝の高速道路を北上して、花の百名山周辺でイワウチワをみようと 昨夜は早く寝た。黒猫のマオが毛玉を吐いたので目が覚めたのが午前 1時過ぎ。吐しゃ物をきれいに片付けて寝て、再び目覚ましで3時に目 が覚めたがもう疲れて起きることができない。 今日は…

金峰山/冬季小屋は雪で埋没

1月18日~19日、金峰山に登った。 今回は、テント泊も考えて準備一式を背負ったが、昨年来の 計画のとおり、快適だという冬季小屋の利用を考えていた。 小屋に着いてみると、冬季小屋は完全に雪に埋まっていて、 ドアの上部が見えるだけだった。これま…

谷川岳

翌日は雨の予報だったが、半日でも晴れていてくれればいいと谷川岳に登った。 平日の故、ロープウェイにもゲレンデにも人はまばらで、静かな尾根歩きを楽しむことができた。 積雪は熊穴ノ沢で3mと少し。 太陽に晒されたべた雪も、肩ノ小屋から上は寒風吹き…

ラッセル・ラッセル 甲武信ヶ岳

マイナス10度以下の環境で耐寒訓練をしようと、テントを担いで、甲武信ヶ岳に向かった。 前日の雪によって登山道には吹き溜まりもあって(ミニ)ラッセル・ラッセルの連続となり、 甲武信小屋(冬期小屋)まで9時間を要することとなった。 小屋に着いたの…

サッポロ珈琲館

エチオピアに1週間ほど出張したのは、もうはるか昔のことである。 成田からバンコクに飛び、エチオピア航空に乗り換えていったんムンバイ(ボンベイ)に立ち寄り、 飛行機はエチオピアの高地を見下ろしながら、アジスアベバの空港に着陸した。 アジスアベバ…

ヤフオクでVIST-Cx売却、ヤフオクでGPSmap60CSxを購入

これまで3年間お世話になったGARMIN VISTA-Cxから、 GPSmap60CSx(画像1枚目)に買い換えた。 VISTA-Cxは携帯性に優れ、電池の持ちもよくお気に入りではあったが、 樹林帯での衛星の捕捉能力に若干の不満があった。 VISTA-Cx GPSmap60CSx Oregon300…

雪山初心者の甲武信ヶ岳

11月で甲武信小屋は閉まってしまったが、雪山初心者としては冬山状態になる前に登ってみようと、甲武信ヶ岳に向かった。甲武信小屋の冬期小屋のお世話になって1泊の予定でシュラフ2組を持つなど、防寒体制十分のつもりで行った。 登山道は、徳ちゃん新道…

北京で登山 燕京山の会

我が家のトイレには、なにかしらの山の本が置かれている。 いつもの朝、2007年9月号の「山と渓谷」を読んでいると、 「北京駐在の日本人が作った『北京近郊山の旅―燕京トレイル案内』」と 題された記事が載っていた。 この記事は一度読んでいてそのガイ…

静謐な山 南アルプスの展望台 笊ヶ岳

11月9日老平で車中泊し、10日夜も空けやらぬうちから布引山向かった。 テントを担いで標高差2100mを登ることは、難行苦行そのもので、 思ったとおり1日目に笊ヶ岳の頂上までは行けなかった。 夜、目を覚ますとテントを雨が叩いている。 朝、起きてみる…

谷川岳 紅葉と肩ノ小屋

10月9~10日に、馬蹄形縦走で紅葉をたっぷり楽しんだ谷川岳であったが、 茂倉岳の避難小屋に泊まりたくて、21~22日に再び谷川岳を土樽から登った。 吾策新道への取り付き地点を誤って30分ほど時間をロスし、本来の道に乗った。 急登の連続で万太…

紅葉真っ盛りの谷川岳馬蹄形縦走

10月9日から10日の1泊2日で谷川岳を馬蹄形縦走してきた。 前日に土合橋に到着し、湯檜曽川沿いの森閑とした林道脇で車中泊した。 1日目のコースは白毛門への急登、紅葉に彩られた朝日岳までの稜線のアップダウンをこなし、笹に覆われた尾根道を蓬峠まで行き…

曼珠沙華/彼岸花の咲く巾着田

巾着田の曼珠沙華 これまで、2回訪れたことのある巾着田は、いずれも山歩き後の宴会のためのものであり、ゆっくり曼珠沙華/彼岸花を堪能するというものではなかった。 今回は、奥武蔵自然歩道を高麗峠から巾着田へ少しだけ歩いて、秋晴れの空の下の曼珠沙華…

道迷いとGPS(カムイエクウチカウシ山での反省)

(画像上)カムエク南西尾根の斜面からカムエク頂上~1700m~八ノ沢カールのトラック (画像下)北東カールから札内岳JPへのルート図 (注) ブルーのフラッグは予想登攀路 昨年一度来たカムエク頂上から八ノ沢カールへは、尾根道を下るのだからと地図も…

カムイビランジを見にカムイエクウチカウシ山へ

(画像上)カムイビランジ (画像下)カムイビランジが咲く岩場の稜線 昨年同様、カムイビランジを見ることを目的に、エサオマントッタベツ岳からコイカクシュサツナイ岳までの4泊5日の縦走を計画したが、カムエクで天候が悪化し、八ノ沢を下りた。当日は…

北岳草スベリ シナノキンバイソウ群落とクロユリ

ミヤマクロユリ ハクサンチドリ キバナノコマノツメ シナノキンバイソウの競演 日帰りの時間しか取れなかったが、北岳草スベリの花々を見たくて21日、広河原を発った。 思ったとおり、草スベリは花々で覆われていた。下部では、イブキトラノオ、ハクサンフ…

カムイエクウチカウシ山

1917峰の方向からカムエクを見る 花後の大ドッケのフクジュソウを見に行こうと思ったが、 あと2週間後に迫った北海道の夏山縦走準備に一日を費やした。 まず、ここしばらく掃除の手が入っていない山部屋の徹底的な掃除、 池袋の山用品店へ行き、不足物の…

北岳とキタダケソウ

幌尻岳14時間の強行軍から10日程しか経っていない7月1~2日に、キタダケソウを見るために北岳に登った。装備は幌尻岳と同様テント泊装備であり、ザックの重量は同じはずなのに、その重たいことこの上なかった。キタダケソウを始めとした花々に迎えら…

幌尻岳 4度目の挑戦

ふもとで前泊し、6月19~20日の1泊2日で幌尻岳に登った。 4度目のトライでやっと頂上に立てた。 これまではいずれも天候の悪化であとわずかというところで戻ってきたのだが、 今回は何が何でもと言う気持ちで、天候の悪化の予報にも拘らず前進した。…