白馬岳とお花畑の新避難小屋

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         杓子岳北面と2009年に立てられた白馬岳お花畑避難小屋

白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉にテントを張って心身の疲れを癒そうと、ビールと濁り酒をザックにしのばせ猿倉から登った。

しかし、稜線は濃いガスと強風であっさりとひ弱って頂上小屋のテント場を見たが、
「白馬岳ごときで山小屋に宿泊するようなひ弱な人よりも、テント泊をしたほうが好感が持てます。」
という好意ある温かい励ましにもかかわらず、ここは風の通り道で前回ポールをへし折られたという思い出深い場所
http://www.ne.jp/asahi/yamatabi/hanatabi/n-alps2006-4.html
なので、テント泊をあきらめ、あっさり下山を決める。
睡眠時間3時間での日帰りだったが結構快調に歩けた。体重は減らず)体脂肪は5%も落ちの13.8%となった。

避難小屋泊まりを目的に2度雪のある初冬の羊蹄山に登って、文庫本を片手に酒をちびりちびりやったような楽しみを鑓温泉でのテント泊で味わおうと思ったが、そこは標高3000mに近い山だけに、雪をまとった鑓ヶ岳の威容もさることながらアイスバーンと聞いただけで即刻中止とした。

それにしても、テント泊を諦めたばっかりに、縦走装備で標高差が1682mある山を日帰りしなければならなかった自分の足を褒めてやりたい。

トムラウシ山での大量遭難死を契機に、新得町側への避難小屋の設置の要望がなされている。この避難小屋については、画像のようなわずか6平方㍍の簡素で堅牢な作りのものであれば、これが宿泊施設の代わりとはならず、よって小屋を当てにしたツアーや一般の登山者の寝床とはなりにくく本来の目的に沿った使用がなされるものとして、参考となるものと思われる。

ただ、(東北・関東の)一部の避難小屋が縦走の際のルート設定に当たって使われたり、単純な山の往復なら泊まられることもない羊蹄山の避難小屋のように喧騒を避けた心のオアシスを山頂の避難小屋に求めるのは、テントを張るよりいいだろう。

今回の白馬岳の様子は、以下をご覧下さい。
http://www.ne.jp/asahi/yamatabi/hanatabi/shiroumadake2009.html