ハンギョウ尾根から酉谷山避難小屋

平日の2011年1月23日~24日、奥多摩のハンギョウ尾根から長沢背稜を往復歩き、
酉谷山避難小屋に泊まってきました。
ハンギョウ尾根の登り口となる賀郎橋までの小川谷林道は
圧雪・アイスバーンとなっており車の通行には細心の注意が必要です。
 
なお、ハンギョウ尾根は昭文社の「山と高原地図」はもとより、
国土地理院の地図にもルートが表示されていない踏み跡を辿ることになりますので、
自信のある方のみ立ち入ることをお勧めします。
 
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いつものように酉谷山避難小屋は綺麗でした。
この日も小屋は独り占めというより、前日の降雪、氷点下、アイスバーンの登山道という状況では、
「物好き」以外の人はあまり立ち入るエリアではなさそうです。
 
画像のように水場の水の流れは凍り付いていますので、
安全安心の山登りのためには必要な水は担ぎ上げることが必要です。
(ポタン・ポタンというわずかな流れはありますが、いつまで滴り落ちるのでしょうか。
保証外です。
 
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いつものように自由な時間をのんびり過ごすことに大きな目的があります。
その場合の必須アイテムは、
酒・新聞・文庫本
です。
吉乃川が美味いことは知っていましたが、これほどとは思いも至りませんでした。
それに比べ越乃・・・。
 
 
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小屋の窓から見る富士山の眺めも秀逸です。
夜が明けて富士山が姿を現すと次第に太陽に染められ赤富士となります。
ここはタワ尾根~長沢背稜~ヨコスズ尾根の間で何も遮るもののないビューポイントといって
過言はありません。
 
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今回は、本当は北アルプス・西穂山荘前でテントを張って見ようと思っていましたが風邪をひいてしまって、
長距離の運転も然り、寒さで風邪をこじらせたくもありませんでした。
しかし、酉谷山の朝もマイナス11度になっていて、
着衣の調整、グーロブの選択も頻繁に行う必要がありました。
 
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長沢背稜上で唯一すっきりと眺望が開けた「ハナド岩」に立ち寄ります。
タワ尾根、石尾根がきれいに延び、青い空・白い雲とのコントラストは南半球のようでした。
 
板形ノ峰からハンギョウ尾根を下ります。
登りにはそれほど感じなかった山の斜度に気を引き締めます。
特に賀郎橋直前のアイスバーンとなった痩せ尾根の下降には十分な注意が必要です。
 
いつものことですが、この詳細は
でご覧いただけます。