2011年 山と花

秘密の花園~フクジュソウ群生地

山の色が違うのでちょっとガレ場の斜面を登ってみた。思ったとおり春の花フクジュソウが大規模な広がりをみせている。人跡のない本物の秘密の花園。約1ヘクタールもあろう広がりをみせている。大ドッケはもはや喧騒の場となっているが、ここは自分一人だけ…

南アルプス・奥大井地域学術調査報告書

南アルプスは、もう少し歳を取ってからでいいかとのんびりしていた。ただ、大井川周辺の山に咲くある種の花については、すぐにでも見たくて昨年から計画を立てていたものの、深南部といわれるところのあまりにもマイナーな山なので、二の足を踏んで、結局去…

甲武信小屋の冬期小屋使用禁止(2011)

年末の登山を計画中です。 目下のプランは、1日目に西沢渓谷から雁坂峠に出て雁坂小屋泊、 2日目は破風山を経由して甲武信ヶ岳に登り甲武信小屋泊 のつもりだったのですが、念のため甲武信小屋のホームページをチェックしてみると 「甲武信小屋ニュース 1…

兎岳避難小屋

11月1~4日に、聖岳から赤石岳を歩いた際の兎岳避難小屋の画像です。 外観は見たとおり廃屋同然ですが、内部は改修され、なおかつゴミひとつ落ちておらず綺麗に使われている様子がうかがわれました。

南アルプス縦走~聖岳

聖岳から中盛丸山に到着。気温0度。濃霧。画像は早朝の聖岳です。

聖岳

聖岳~赤石岳登山のため、畑薙ダムで車中泊。快晴で、紅葉真っ盛り。

無名碑~曽野綾子

「普通の男は、人生の前半に孜々として働き老いぼれて体のきかなくなった頃に、やっと休む。しかしその頃には、何を楽しむこともできないないのだ。心も体も弾力を失ったゴムのようにぼろぼろになった年で、何が老後の楽しみであろう。」 曽野綾子は、自身は…

湖水誕生

北海道の山登り、帰路のフェリーで、曽野綾子先生の「湖水誕生」を読み終えた。 本の装丁になぜ桜の花びらの絵が用いられたのか、読了間近に知ることとなり、こころ打たれるものがあった。 曽野先生は「現在は想像もできない未来の手前である」と言い、同じ…

羊蹄山

北海道の山登りの最終回は、羊蹄山です。真狩から避難小屋までで今日は終わります。シマリスが迎えてくれました。 明日はお鉢回りをして御来光を見てから下山します。

カムイエクウチカウシ山(2)

終夜風雪。1823峰からコイカクシュサツナイへ向かう意欲はあるが、手に違和感。下山を決意。氷雪に覆われた岩場は一瞬の気の緩みを許さない。どうにかヒュッテにたどり着き、ストーブを焚く。

カムイエクウチカウシ山(1日目)

10/2、札内川を八ノ沢出合へ。雨が雪となる。三股から積雪多く、急斜面に難儀。カール風雪厳しくテントポール折る。水の流れなく沢を下りる。

宮城県沖を航行中

松島湾沖は、かつて海釣りに熱中していたときに、よく遊漁船で繰り出したところです。 北に向かうためにフェリーに乗り、船は今金華山沖を航行中ですが、材木などの瓦礫が時折見えます。 遊漁船など小型船舶が高速で航行中にこれらにぶつかると大きな事故に…

曽野綾子講演会「揺れる大地に立って」

かねてより入手していた曽野綾子さんの 「揺れる大地に立って~東日本大震災の個人的記録」 の刊行記念の講演会入場券を握りしめて、 9月28日(水)19時から、 新宿のモード学園コクーンタワーBホール で開かれた講演会に行ってきました。 新著「揺れる…

にっしん夢まつり・夢花火

にっしん夢まつり・夢はなびは、日進市商工会にっしん夢花火実行委員会が主催で 「震災復興の願いを込めて」打ち上げたそうです。 この花火大会はたくさんの来場者があって成功裏に終わったと商工会はホームページで、 感謝しています。 今年のにっしん夢ま…

揺れる大地に立って~曽野綾子講演会

曽野綾子氏の近著 「揺れる大地に立って~東日本大震災の個人的記録」 の刊行記念の講演会が、 9月28日(水)19時から、 新宿のモード学園コクーンタワーBホール で開かれます。 この報に接し、 さっそくブックファースト新宿店に向かったところ、 首尾…

北アルプス・テント縦走5日間 花三昧の日々

2011/7/15~19の5日間、 北アルプスの高山植物を見るために 白馬大池から入って、朝日岳、白馬岳、鑓ヶ岳、そして唐松岳を巡り、 八方尾根を下ってきました。 今回も宿泊はすべてテント場、 食事は山小屋で食べたい時だけ小屋食にするが、 基本は…

キタダケソウ (2011)

キンバイソウ・ハクサンイチゲと北岳 今年も北岳に登ってきました。 (2011/7/1~2) ちょうどキタダケソウが咲く時期なのですが、天気予報は雨マークです。 しかし、そのようなことで決断が鈍るわけはありません。 キタダケソウ そんな固い決意でテ…

花の浮島・礼文島のレブンアツモリソウ (2011)

花の浮島と呼ばれる北海道の「礼文島」・・・ その遠さになかなか訪れる機会がなかったのですが、恒例の日高の山が林道崩壊により入山できず、 急きょ計画に組み入れたのでした。 レブンコザクラ 花の浮島というからにはそれはそれはすごいところと想像して…

崕山のホテイアツモリソウ (2011)

崕山という厳しい入山制限が行われている山にホテイアツモリソウは密かに咲いています。 この山は官民挙げての保護が功を奏して、希少な高山植物の植生が回復してきているといいます。 そのような成果を確認するためのモニター登山会が年に1回開かれていま…

生涯現役

靄のかかる山道を歩いて奥深く入ると一人男性がいたので、しばし会話する。 「いくつに見える?」 と聞かれる。 顔色よく若く見えるが、それは75歳前後という感じであった。 「もう80だよ。山歩きはいいね。」 「金のことを考えていつまでも仕事ばかり…

秘密のヤマシャクヤク群落地

人生に運・不運にまつわることは数々ありましょうが、 このヤマシャクヤクの群落地を見つけることができたのは、 運の最たるものだと今でも感謝しています。 今年は冬が遅かったことから、 この群落地のヤマシャクヤクが花を付けるのは昨年よりずれ込むだろ…

とっておきの山のヤマシャクヤクはまだ蕾でした (2011)

いい季節になりました。 天気予報のとおりの晴れた空が広がっていますが、雲が南から北へと速い速度で動いています。 ・・・ということは、海の水分を含んだ温かい空気が運ばれ雨になってしまわないだろうか・・・。 その懸念は夕方の強い雨で結果が出てし…

小川谷林道通行止(通行禁止)

平成23年3月11日の東日本大震災発生以降、酉谷山に3度登り、 4月22日~23日、4度目の酉谷山となりました。 これまでとはルートを変えて、今回はタワ尾根から登りハンギョウ尾根を下ることにして 小川谷林道に向かいました。 今回、やはり奥多摩…

矢岳から酉谷山避難小屋 そして大ドッケへ

2011/3/25~26に、矢岳から酉谷山避難小屋まで歩いたのですが、 そのときは初めての矢岳ということもあってちょっと緊張気味だったので、 もう一度チャレンジし平常心で歩いてみたくなりました。 そういうことで4/1に同じコースをたどり、 2日目…

矢岳~酉谷山避難小屋

酉谷山避難小屋の窓から 秩父の山・矢岳から酉谷山に登って、熊倉山から下山する計画を立てた。 しかし、矢岳から先のコンディションの悪さに閉口し、結局奥多摩・東日原に下りてしまった。 奥多摩駅で手にした当日(3/25)の新聞の「編集手帳」欄に さくらだ…

ツキノワグマの御休みどころを発見

2月19~20日、大ドッケから七跳山に出て酉谷山避難小屋に泊まりました。 浦山から沢を遡るのですが、先日の大雪で沢は斜面から滑り落ちた雪で埋まっていて、 非常に難儀しました。 クマちゃんの寝床 沢の途中、通常ここを登る人が通るすぐそばと言うよ…

三毳山

そろそろ早春の花のセツブンソウが咲いているだろう、 ヤマシャクヤクのあった場所の先にはフクジュソウが葉を広げていたから、 そろそろ見ごろだろうと カタクリで有名な栃木の三毳山(みかもやま)に出かけた。 (2011/ 2/11~12) 三毳山 三毳山…

フクジュソウ(福寿草)開花

ようやく寒波が去ったので3~4日の2日間、山中を徘徊してみました。 昼間でもまだ0~3度でしたが、いつもの場所にフクジュソウが 「間もなく咲きますから」 と待っていてくれました。 周りの地面はカチンカチンに凍っています。 ただこのフクジュソウだ…

透明な歳月の光

動物に比べて今の日本人は怠け者である。 高齢者の怠けぶりもひどい。 リュックサックを背負って山野を歩ける体力があっても、 遊んで暮らせばいいいという思想だ。 日本人を怠惰で活力のないものにした原因には、 行政の甘やかしもある。 これは2月2日付…

ハンギョウ尾根から酉谷山避難小屋

平日の2011年1月23日~24日、奥多摩のハンギョウ尾根から長沢背稜を往復歩き、 酉谷山避難小屋に泊まってきました。 ハンギョウ尾根の登り口となる賀郎橋までの小川谷林道は 圧雪・アイスバーンとなっており車の通行には細心の注意が必要です。 な…