花の浮島・礼文島のレブンアツモリソウ (2011)

花の浮島と呼ばれる北海道の「礼文島」・・・
その遠さになかなか訪れる機会がなかったのですが、恒例の日高の山が林道崩壊により入山できず、
急きょ計画に組み入れたのでした。
 
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レブンコザクラ
 
花の浮島というからにはそれはそれはすごいところと想像していたのですが、
それは観光客を誘致するキャッチフレーズのようなもので、
針小棒大とは言わなくても、
この程度なら北海道にはもっともっとすごいところがある、と言われそうです。
 
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ハクサンチドリ
 
しかし、礼文島の最大の売りはレブンアツモリソウでしょうね。
これがあるうちはまだまだ宣伝効果てきめんと言ったところでしょう。
 
なにせ私も、「アツモリソウ」という名に飛びついた一人ですから。
礼文島は、花と海と荒涼とした島の風情が一体となって情緒を醸し出しているのでしょう。
島が花で埋め尽くされてはいなくても、
小学校の脇を通っただけでグランドにいる生徒があいさつしたり、
道路ですれ違っても明るくあいさつをしてくれるホスピタリティは、心を和やかにしてくれます。
 
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レブンアツモリソウ
 
さて、肝心のレブンアツモリソウはちょうど盛りを過ぎたところでした。
それでも礼文島を象徴する気高い花を見られたことで十分満足しました。
 
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レブンアツモリソウとハクサンイチゲ
 
多くの観光バスがひっきりなしに到着するレブンアツモリソウ群生地の監視員の人に
「これは植えつけたものですか。」と聞いたところ、
「どれもいじっていないよ。」
とのことで、そうすると今砂利が敷かれているところも駐車場のところも、
むかしはアツモリソウがたくさん生えていたんだろうな、
と思うほど間近でハクサンチドリと仲良くしているレブンアツモリソウを、
何枚も画像にしたのでした。