大平山~酉谷山~仙元尾根 (2014)

2014/2/1(土)~2(日)
1日目:浦山大日堂09:30~大平山~19:00酉谷山避難小屋
2日目:酉谷山避難小屋07:00~仙元峠12:00~15:00浦山大日堂
 
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 過去の気象統計から、フクジュソウは咲いているだろうといつもの沢筋を辿った。例年より沢筋の積雪は少なく、大いに期待して目的地に着くが、あてはすっかりはずれてしまった。
 
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 稜線に上がると、そこそこの足跡はあった。しかし、その足跡は大平山へ向かってはいるものの躊躇して踵を返し峠ノ尾根を下りたような感じであった。つまり、そこから大平山へはトレースのない踏み跡を辿ることを意味する。ようするに、ラッセルを強いられて体力を消耗させなければならないということ。
 
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 これほど疲れたことはないというほど進路を阻まれ、ようやく酉谷山避難小屋に着いたのは、陽もとっぷり暮れた午後7時で、小屋には先着の3人がすでに食事を終えて就寝の準備に入ろうとしているところであった。
 「遅くなってすいません。板の間を少し譲っていただいて寝かせてください。」とあいさつすると、すかさずスペースを空けてくれた。
 
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 先着の皆さんの了解を得て、食事を作り、酒を飲み、長旅の疲れを癒す。あっという間に2時間も過ぎてしまった。いつものように温かい気持ちの持ち主が集う酉谷山避難小屋であった。
 
 2日目は、仙元尾根を下りる。尾根には予想を超える多数の踏み跡があったが、その踏み跡は氷化している。仙元峠からしばらくはそのようなコンディションが続いた。敢えてアイゼンを使わなかった。