やっぱり、くろがね小屋(2014)

 2014年2月の豪雪(?)により、関東周辺に泊まりで登りに行くべき山がない(も同然である)。なにより、雪崩のリスクが少なくない。そして、つい最近まで孤立していた集落を抜けて登山口に行くというのは、なんとなく憚れるのである。では、雪上車の轍があるはずの八ヶ岳の本沢温泉を目指してテント泊し温泉に入ろうと考えて電話をしたところ、雪崩があって、雪上車を走らせられないばかりか、今、身動きが取れないとのこと。
 
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くろがね小屋 積雪3.5m
 
 なにせ、しらびそ小屋でのテント泊を考えて小屋のホームページを見ると、雪が止んで3日目の2月18日の記事は、次のように伝えている。
「現在、数日がかりで登山口から小屋へ向かっていますが、ワカンをつけても肩までもぐる雪のラッセル・・・なかなか前に進めず、まだ小屋までの4分の1程度しか進んでいません。」
なお、2月22日付けでは、
「昨日、なんとか無事に稲子湯から小屋まで到達できました!小屋付近での現在の積雪は1m50cm以上です。なお、小屋から先の中山峠方面・本沢温泉方面ともに、まだトレースがありません。」
という具合だった。
 
 そういういきさつから、今回は安達太良山を目指し、くろがね小屋泊まりで出かけることにした。(ミニ)ブリザードの中を無事くろがね小屋に到着する。源泉掛け流しの温泉に入って、身も心も芯まで温めて、さっそくteam hidakaのミィーティングを開始し、忌憚のない意見交換を行いながら、手は日本酒へ。そのうち、平日だというのに続々登山者が到着し、その数10数人になる。
 
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くろがね小屋 石炭ストーブと源泉掛け流しの温泉がある小屋
 
 2日目は、吹雪いて視界も悪いし、午前中は降雪の予報だったので、無理はしないということで下山することに。下るごとに視界は徐々に開けて、頂上もときおり見えるようになる。ならば、スノーシューで雪遊びをしようと雪原を自由奔放に歩く。
 
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ワカンで歩く 
 
 帰路、いったん高速を下りて福島県白河市の農産物直売所「JAしらかわ り菜あん」へ。原発事故後の風評被害で大変だった時期、安達太良山の帰路に「り菜あん」へ立ち寄って、たくさんのりんごや野菜を買って帰った。そのころは、ちょうど山渓が安達太良山放射線量を喧伝、煽り立てているころだった。
 
 採れたての野菜がスーパーで売られている値段の半値は当たり前で、倍の量で半値とかのもあって、野菜以外にも地元の農産物加工品やお米などもたくさん売られていて、あれもこれもとたくさんいただきました。安全で新鮮でおいしい福島産の農産物をありがとうございます。
 
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やま旅・はな旅 北海道
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