酉谷山と酒 (2014)

2014/7/16付け産経新聞産経抄」は酒を飲む機会の一つに「うれしいとき」があると書いている。
 
その酒という字は「氵」と「酉」で成り立っているが、酉という字は酒壺を表す象形文字で、酒壺が転じて酒壺の内容物、糧食が発酵したもの、すなわち「酒」を指すと百度百科に書かれている。
 
そんなことを知って、そうか、大好きな酉谷山(酉谷山避難小屋)は「酒」とは切っても切れない関係にあるところなんだ、酉谷山に引き寄せられるのにはそんなところにもあるんだと勝手に解釈!
 
適度の飲酒は①食欲増進②緊張緩和③気分のリラックス④快活なコミュニケーション⑤血行の改善⑥疲労回復⑦老廃物の排出促進に効果があるということだから、テントを張った後、小屋に着いた後にやる(飲む)酒はうまいことこの上ない。
 
ただ、何ごとも「適度に」「適量に」、つまりほどほどが最善である。いつか酉谷山避難小屋で出遭った「はなじろ山岳会」のように、他の宿泊者には一切目もくれず延々と延々と酒宴続けていては批難されて当然と言えようが、静かに抑制的な雰囲気で飲んでいても、「小屋」で飲んでいることをもって「宴会」と一括りにする向きがあるが、それこそ「はなじろ(鼻白)」むだけである。