酉谷山避難小屋の水場が荒されて・・・!

2014/11/23~24
大血川~小黒~酉谷山~酉谷山避難小屋(往復)
 
(貴重な山の水場に手を出すな!の巻)
今回の酉谷山避難小屋では、人の愚かさを深く考えさせられた。できもしないことをやってしまう愚かさである。だからといって自分が「小子」ではないということではない。
 
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① 先着さんのテント
 
大血川から魔境?の小黒を経て酉谷山に登り、酉谷山避難小屋へと向かうと女性3人が空身で登ってきた。「小屋の人数は何人ですか。」と聞くと、「私たち3人だけです。」という。3連休の中日なので混雑を予想していたが拍子抜けであった。
 
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② 流れが止まった水場
 
しかし、小屋に着いて見ると「唖然」「茫然」、水場の水が流れていない。先ほどの3人組のコッフェルが水場に置かれているが「ぽたん、ポタン、potan」としか水が落ちておらず、水はほとんど溜まっていない。ゴムシート2枚は表に放置されている。
 
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③ こんなところを流れてきた水を確保していたのだった
 
水場の表土は前々回10/1に訪れたときには削り取られ、石が掘り起こされていた。また10/30に訪れた際もゴムシートの先端だけはいじられていなかったので流れは十分あった。しかし、コンクリート枡の周縁に水が回っているようでは、水がすべてゴムシートに収斂されておらず、渇水時は困りものだと危惧していた。
 
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④ 20日前の様子 このとき
 
そこで、弄られた石を除去してみる前に小屋にいる全員で時間をかけて最低必要な水を夕方までかかって確保、食事に供した。掘り起こしてみると画像③のようになっていて、こんな状態のところを流れてきた水を使っていたのだった。
 
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⑤ どうにかある程度回復
 
そのころ、小屋は満杯になり板の間に6人、コンクリートの土間に10人、入りきれない人3人となっていた。流水口まで掘り起し原因を突き止め、どうにかわずかな流れを確保するに至ったので、翌朝の水の心配もなくなった。
 
このような、犯罪的ともいえる水源を荒らす行為は、無知と無思慮と無遠慮がなせる年寄り(「おやじ」と置き換えてもいい。)の悪行に違いないと検討をつけていた。若者、女性はまずこのようなふざけたことはしない、現職にある世代などはなかなかこのようなバカなことはできない、と思っている。すると残るは私を含めた脳が硬化した爺(じじい)世代だけだ。
 
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⑥ すぐダメになるだろう
 
孤軍奮闘の甲斐あって水場は一応回復した。しかし、この水場は何度か何ものかによって損壊されている。そのたびに水は取れなかった。導水用の樋が抜かれ、
ゴムシートが抜き取られ・・・。
 
楽しいはずの小屋が、訳も分からない者の仕業によって一時は、水が採れないという事態に陥るところだった。
 
なお、このことは2日目にその主が誰か知ることとなった。思った通りであった。(お知らせいただきありがとうございました。)
 
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やま旅・はな旅 北海道
[管理人] 老少年
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