東京トレッキングクラブのウトウノ頭~酉谷山避難小屋~矢岳山行 (2015)

 東京トレッキングクラブは、2015年4月26日(日)~27日(月)の日程で山行を実施し、酉谷山避難小屋に宿泊したとブログで山行報告している。参加者は女性4人、男性3人の計7人。

 1日目は09:10にタワ尾根に取り付き15:45に酉谷山避難小屋に着いた。

 小屋には先客が1人いて計8人が小屋に泊まり、その後2人が小屋に来て小屋前にテントを張った。

 2日目は06:35に小屋を出て、矢岳への道を迷い、フナイド尾根に引き入れられ、大反山からの下る道が分からず若御子山に登り若御子峠から15:00に武州中川駅に出た。(以上、ブログからの要約)

 東京トレッキングクラブ(TTC)のホームページやブログから
① 東京トレッキングクラブは40歳以上を加入条件としている山岳会であること
② バリエーションルートをたどること等少人数で静かな山行の多いのが特徴ということ
③ 今回の山行記録は会長さんが書いていること
④ この日酉谷山避難小屋には10人が訪れ、小屋には8人が宿泊し、あぶれた2人は外でテントを張ったこと
⑤ 小屋の状態等については一切触れられていないこと
⑥ 1日目のタワ尾根に6時間35分を要し、2日目の矢岳に8時間25分を要していること
が分かる。

 このブログの記事を読んで推察したことは
① 1日目の各区間コースタイムは遜色ないが、各所での休憩時間が長いのでメンバーの平均年齢は高い
② テントあるいはツェルトを持っていなかった
③ 小屋の収容定員は5~6人であるにも関わらず、7人のパーティが一挙に小屋のスペースを占めることには頓着はなかった
④ 2日目を見ると複数か所で時間ロスがあったことや休憩時間が長いことで全体のコースタイムは長くなっているものとみられるが、この会の趣旨である「日常の喧騒を離れ、ゆっくりのんびり山を歩いてみませんか?」を実践していただけとの解釈も成り立つということである。

参考: 翌日(27日・月曜日)に酉谷山避難小屋を利用した人の記録

 ここで何を言いたいのか?山岳会を組織し山を熟知した人たちが、定員の少ない避難小屋に大挙して宿泊することの是非である。