親不知観光ホテルと栂海新道 (2015)

2015/ 7/16~20(予定)
親不知~栂海新道~朝日岳~白馬岳~白馬鑓ヶ岳~猿倉

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栂海新道の序章部分

 台風11号が西日本を通って日本海に抜けるが北上しないとのヤマテンの予報をもとにどこを登るか考えた結果、親不知から栂海新道をもう一度歩き白馬岳へと抜けようと出発の直前まで準備していた。アプローチに1日かかるため登山口にある親不知観光ホテルを予約しておいたところ、「台風の影響が長く続くようなので、栂海新道を歩くことはお辞めになったらどうでしょうか。いったん天候が回復してもふたたびぶり返して悪天候になるとみています。予約はキャンセルとしましょうか。」と連絡があった。

 もう出発するまであと幾ばくも時間が無いときだったので、いったん返事を保留した。そういえば3年前に栂海新道を歩いた時は1日目は雨に降られっぱなしだったなぁ。つらかったなぁ。今回も1日目が雨ということは織り込み済みであった。親不知観光ホテルは栂海新道に入るときに登山届を出すところで、ここのおかみさんはあれこれ山に詳しかった。今回、山のアドバイスをしてくれたのは男性であったが、商売を抜きにこのようなサゼッションをくれる人の言を無為にするわけにもいかないし、やっぱり山はいい天気の時に歩きたい。予約を取り消したい旨連絡の電話を入れた。 

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栂海山荘

 栂海新道を開削したさわがに山岳会の小野健さんは亡くなって、栂海山荘の管理は
「ベニズアイ山岳会」(会長 齊藤八朗さん 電話 025-545-2885)に引き継がれることとなった。栂海山荘を利用の際は、事前に斎藤さんに連絡し、その上、登山道の刈払い作業その他の協賛金として一人2,000円を篤志金として栂海山荘内に設置してある箱に入れることとされている。斎藤さんに連絡すると「栂海新道は携帯電話は使えませんよ。」言われた。その意味は、お分かりのとおりである。
前泊を入れると抜けきるのに(この歳で、そして溢れんほどの花々を見ながら歩くと)4泊を必要とするロングコースである。またいつか行くことができるであろう。