厳寒の菜園で元気に育つパクチー(2018)

2018/1/30

昨年の12月ごろから野菜の価格が高騰していますね。
原因は、10月の台風による出水、秋以降の低温が大きな原因のようです。
当地(関東南部)では、年末年始にはスーパーはもとより産直市場でも葉物野菜の入手が困難になったほどです。
野菜専業農家でなければ、米農家の中にはコメの後作として秋冬野菜を作って市場に出荷するのですが、その農家の畑(たんぼ)が台風で水に浸かってしまったのが痛かったですね。

イメージ 1
パクチー(物指は30cm)

私の家庭菜園も、昔、田んぼだったところを借りたものだから、10月の台風ではほとんど水浸しとなってしまいました。それでも、パクチー、ダイコン、ホウレンソウ、ブロッコリーんどが生き残り、収穫できています。特にパクチーは、日ごろの愛情が実ったような生育ぶりを見せています。
パクチーがブームになって今やスーパーにも並ぶようになっていますが、それはそれは華奢な育ちで、パクチーが本来持つ特有の香りが楽しめることができるのでしょうかというようなものばかりです。

イメージ 2
まるまる育った三太郎

この大根はタキイ種苗の三太郎です。50cmほど雪が積もって-10℃の低温に遭ったのに凍害もなく、無事収穫です。普通ダイコンは、寒くなる前に収穫し土に埋めて置くことによって保存するようですが、この三太郎は畑に植えたままで、追肥し、トンネル掛けで冬場でも肥大するよう促しています。長さ40cm、重量は2.2kgでした。

農家を見下げたりする人がまだ少なくないようです。定年後、家庭菜園を趣味として暇があれば畑に出掛けますが、「今日も百姓かい。」などと揶揄するような話をするジジイも近所にいます。野菜が健康維持にどれほど重要な役目を果たしているのか、野菜が年金生活者の手が届かないようになったら困るのは農家を見下げるような言葉使いをするジジイの家庭だということを、最近の野菜の価格高騰は教えてくれているようです。