酉谷山避難小屋 水場情報 (2013)

2013/12/27(金)~28(土)
1日目:東日原0900~タワ尾根~1645酉谷山避難小屋
2日目:酉谷山避難小屋0800~タワ尾根~1430東日原
 
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 酉谷山避難小屋
 
2013年最後の山を酉谷山とした。宿泊場所は、今年何度もお世話になった酉谷山避難小屋である。雨が降っても吹雪でも行こうと決めていたが、一石神社裏の急登で汗をたっぷりかいた後になって、空模様がすっかり悪くなり、みぞれの後に本当に吹雪となってしまった。
 
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 水場を掘り返してみた
 
タワ尾根には、3~4人分のトレースがあった。長沢背稜に合流したところで踏み跡が広がっていたが、このトレースの主たちは、実はここでビバークしたことは、のちに小屋のノートで知った。このトレースが付けられたのは4~5日前のことであり、それ以降タワ尾根を歩いた者はいなかったことになる。
 
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 水は流れていなかった 
 
とにかく、今回は時間がかかって、また辛かった。どうにか日没までには小屋に入ることができるだろうと我慢して歩いたが、特に長沢背稜の斜面となっているところには、トレースがあっても場所によっては腰ほどの積雪があり、体力を消耗させられた。
 
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 長沢背稜 (酉谷山)
 
みぞれと汗で濡れた体はアウターを着こんでも寒く、特に手は、あともう少しで酉谷山避難小屋だというのに、ゴアテックス素材のフリースインナーの手袋でもその寒さにがまんがならず、厚めのフリース手袋にオーバーグローブを重ねることによって、ようやく温かさがよみがえってきた。それもそのはず、気温はマイナス10℃を下回っていた。
 
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 (上の画像を拡大してみると)酉谷山避難小屋が佇む
 
最後に、大切な水場情報を!
小屋の水場は深い雪に埋もれていた。掘り起こしてみると水は一滴も流れていなかった。この状態はしばらく続くものとみられる。何年かこの小屋に通っているが、真冬でも枯れることのなかった水場の流れが止まった原因は何か?寒さか?残念なことに、それだけの問題ではなさそうだ。