西丹沢/檜洞丸~犬越路避難小屋~大室山
2013年12月21日(土)~22日(日)
2日目:犬越路避難小屋~大室山~加入道山避難小屋~白岩峠~西丹沢自然教室
丹沢と言えば蛭が樹木の上に潜み、人を感知するとポタッと分からぬように落ちてきて吸血するイメージが先行し、これまで一歩も足を踏み入れたことのない山域である。(間違って歩いた菰釣山を除く。)
これから先、丹沢は一生縁のないところだと思っていたが、鳳凰三山の極寒体験テント泊が降雪による林道閉鎖の影響で中止になり、急きょ丹沢の雪の山を歩くことになった。冬ならば、樹氷が溶けて落ちてくることがあっても、まさか蛭はいようはずもない。
そんな丹沢の山の印象と言えば、今回歩いた山域に限って言えば植林地を歩くことがほとんどなく、樹相が素晴らし過ぎる。また、縦走路にもアクセントがたっぷりあって飽きがこなさそうと、ツツジが咲くころ、木々が葉を散らすころを中心に歩いてみたいところとなってしまった。
なにより、どこを歩いても2日間、富士山を眺め放題というのが素晴らし過ぎる。
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あたまを雲の 上に出し 四方の山を 見おろして
かみなりさまを 下に聞く 富士は日本一の山
かみなりさまを 下に聞く 富士は日本一の山
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青空高く そびえ立ち からだに雪の 着物着て
霞のすそを 遠く曳く 富士は日本一の山
日本が嫌いな日本人も、一人静かに富士の山を見た時だけは自分が日本人であったことをかすかに思い返すことができるだろう。それほど素晴らし過ぎる日本一の山である。
富士の山を眺め放題の2日間だった西丹沢/檜洞丸~大室山