山では飲まない酒/ハクレイ(白嶺)の酒 (2014)

 山でも、山を下りても日本酒を飲む。しかし、山で飲む日本酒と山を下りてから飲む酒は少し中身が違う。
 
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生酒の酒呑童子「紅葉姫」
 
 いつも家で呑んでいるハクレイの酒は、ほとんどが生酒(火を入れていない酒)なので、保管するときは冷蔵庫に入れておかなければならない。その上、関東周辺では市場には流通しているところを見たことがない稀少?な酒なので、風味を保つ意味で安易にザックに忍ばせてというわけにはいかない。
 
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「紅葉姫」
 
 ということで最近は、山では冷蔵の必要のない酒や菊水のアルミ缶入りの生酒を、家ではハクレイをと飲み分けている。そのハクレイが9月に販売開始した、酒呑童子「紅葉姫(もみじひめ)」についてメールで案内が来たので、冷蔵庫に入る分を注文した。これが旨過ぎ!
 
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生酒 青の「大鬼」
 
 とは言いつつ、本命の酒はやはり「大鬼」である。届いた大鬼は平成25年12月に製造されたもの。大鬼は、「大江で地酒を作る会」栽培による五百万石を使用した純米吟醸酒で、春には生詰の「青の大鬼」、秋にはひやおろしの「赤の大鬼」としてとして出荷される。ラベルはコメの栽培者有志による木版画の手刷りと凝っている。
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「大鬼」
 
 青の大鬼は、今回受注分で完売したようだ。その後すぐ、ハクレイから秋の旨酒セットが発売された。そのセットの生酒は「紅葉姫」だけで、あとは赤の「大鬼」「宮津」「蔵出原酒」と火入れされた酒である。大鬼以下は生ではないのが残念だが、すかさず注文した。10月中旬の到着が待ち遠しい。