奥多摩温泉もえぎの湯で (2014)

2014/12/12~13
奥多摩/タワ尾根~酉谷山避難小屋(往復)
 
行こうとしてた南アルプス/茶臼岳は、ヤマテンでは12:00で気温-14℃、風速15m/sと予報していて、このような気象がこのところ連続している。
つまり、素人では標高2,605mの雪山は無理ということで、いつものタワ尾根を酉谷山避難小屋へと登り、帰路も同じ尾根を使って下りてきた。
小屋の外気は06:00で-8℃だった。登山中は寒いのに汗は一杯かいたので、下山後、奥多摩温泉「もえぎの湯」へ。
 
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酉谷山避難小屋からの富士山
 
山歩きのあとの温泉はいいもんだなぁ。日本に生まれてよかったなぁ、と湯船で極楽状態を味わっていると、訳の分からない言葉を発し風呂の扉を開けっ放しにして脱衣場に出て行く輩がいる。次にカランの使い方が分からない輩、そして湯船にドッブ~ンと入りタオルをすすいで絞る輩、最後に大声で話す輩。その言葉は中国語(マンダリン)であった。
 
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(祝!復活)
 
あまりの乱暴狼藉に「ちょいとお兄さん、ここはね・・・」とマンダリンで話しかけると脱兎のごとく湯船から出て、露天風呂へと逃げて行く。教養とは社会生活を円滑に送る知識と最近のテレビで言っていたが、旅でなくても恥はかき捨ての人々には関係のない話だ。
 
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酉谷山避難小屋
 
視界から消え去った無作法な異邦人のあとに湯船に入ってきたのは、昔は一応事理弁識もあっただろうと思われる歩行は可能な老人であった。カランが一杯であったから、湯船の脇で下半身でも洗ってから入ったのだと思っていたら、湯船に浸かって尻・股間や体をタオルで拭いている。
 
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タワ尾根合流か所
 
異邦人がよその国の流儀も知らずに・・・、と苦々しく思っていたら、日本人だってそれ以上の流儀知らずのそれも歳を重ねた老人がこのありさまじゃないか。ジェットの水流が渦巻く浴槽でそんなお湯が回ってきていたと知ると、すぐさま湯船を脱出するが、我が同胞にも一言諫言しておかねば・・・。「湯船の中で体を洗っちゃダメでしょう。」と。老人曰く「そうだったのぉ。」