寒い時のレイヤリング (2014)

 2014/11/14~15の南アルプス・茶臼岳でもそうだったし、12/12~13の奥多摩・タワ尾根~酉谷山避難小屋のときもそうだったが、冬季のレイヤリングと言うものはなかなか難しいものである。
 
 夏も冬も①フラッドスキンメッシュ②ウール系ロングスリーブ③ハイブリッドのH/Sジップアップが基本の服装で、フリースのパーカー、さらにハードシェルを着込むことになる。しかし、フリースは吸汗蒸散性に劣ることから、急登をやって暑くなり脱ぐと生地の裏側には汗がまとわりついている。そこに風でも流れると急激に寒さに襲われることになってしまう。
 
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モンベル・トレールアクションパーカ
 
 そんな問題を解決しようと、高田馬場カモシカスポーツに行く。一度はファイントラックのドラウトクロー・ジャケットを手にしたが、ウインドブレーカーとしての機能もほしいということで、WIND STOPPERを使用したニュウモラップ・フーディにすることに。問題は現行モデルのカラーリングがいま一つなので、旧モデル(でも価格は気持ち安いだけ)を選択した。
 
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ファイントラック/ニュウモラップ・フーディ
 
 冬の山を登るには、必要なものがあれもこれもとあって、財布には全然優しくないが、今まで知らなかった世界をのぞいて見ると、そこには夏山と違ったすばらしい光景と厳しい気候が待っていた。
 
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 ファイントラックのいいところは、一部(たとえばフラッドラッシュスキンメッシュ・ソックスは中国製)を除き日本製ということある。高い値段を出して中国製だとがっくりする。高価なブランド品のアウトドア用クロージングも中国では市場に流れ出る(横流し)ことがあり、(偽物をつかまされない願力があれば)安く手に入れられることがある。
 
 そんなチャンスに恵まれることは一般にはないわけだから、いい製品を日本で作っているファイントラックやアクシーズ・クイーンなどのメーカーのものを使うことに意義を見出せる(金を出せる)ようになりたいものだ。ウィンドウブレーカー機能のある薄~いジャケット1枚にに25,700円というのは、日本経済に貢献し過ぎだとは思う(泣)。