中央線の電車の若者 (2015)

2015/ 9/12

ICI石井スポーツ登山本店とさかいやスポーツを巡ったが、登山関係のめぼしい商品はなかった。

水道橋駅まで歩いて帰宅の途次に乗ったJRの電車の優先席が空いていたのでこれに座わると向かいの席に、ふてくされたような顔をした若者がだらしなく座った。これで6席が埋まった。2,3駅過ぎて酸素吸入器を付けた年配の男性とご婦人が乗車すると自分を含め6人中の3人が反射的に立って、若者側の初老の男性が席を譲った。

若者は依然として脚をだらしなく出して座ったままだが、3人もいっぺんに、それも初老同士が素早く機敏に立ち上がったから、多少バツが悪かったのか、立って新聞を見ている私に目線を送って様子を探っているようだった。

厳しい視線を送り返すといったん目を逸らせ、また目線を送ってきたので厳しい目線を送り返した。若者はクソやろうと言った感じで席を立った。新宿駅で降りた酸素吸入器のお2人は、席を譲ってくれた初老の男性にはっきりした声で「大変ありがとうございました。」とお礼を言っていた。

若者も本当は、今自分が座っている席は座ったままではいけないと、心の中で思っていたのだろう。多くの若者はいいやつばかりだ。国の代表に汚い言葉を投げつける若者よりどのように行動表現したらいいか分からない若者の方が好きだな。ラップ調のアジテーションをニュースでこれでもかと見せられると、うんざりしてくる。