バニラエアーで行く台湾・高雄1泊2日の旅 (2015)

2015/10/23(金)~24(土)
台湾・高雄
利用航空機:バニラエア(香草航空)
宿泊ホテル:シティスイーツ カオシュン チェンナイ(城市商旅・真愛館)
撮影機材:panasonic DMC-LX100(iAモード)

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成田空港第3ターミナルから バニラエア機

職場は、早出出勤・残業で、有休をとっている場合ではないが、バニラエアが成田~高雄便を3,980円で売りに出している。これは仕事をしている場合ではない。即刻便を予約するが、PCの入力に一瞬手間取って帰国便の「わくわくバニラ」が取れず、シンプルバニラが7,000円程度だった。バニラエアの特徴は、燃費サーチャージが込み込み。このほかには空港サービス施設使用料などを3,500円ほどと、航空券代の支払いに1,000円が必要という。

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玉ねぎのスライスが「つま」の大トロ丼 こんなものか

事前の天気予報は、台風24号がフィリピンから台湾に向けて進んでおり、雨風が強く湿度が90%近い、最悪のものだった。しかし、台湾の気象予報サイトで見ると徐々に天候は好転しつつあった。(日本の気象予報サイトも台湾の予報を行っているが、台湾国内の予報がよくなりつつあるのに最後まで雨の予報と、信頼性「0」。)

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高雄の地下鉄

満席のバニラエアが高雄空港に着陸すると、そこは晴れ間がのぞく曇り空であった。バイオメトリクスを導入した入国審査は至ってスムース、指紋採取の時間的,精度的ストレスはなし、顔写真の撮影もフレキシブルなカメラアームの動きで瞬時に行われる。

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ぶらり立ち寄った「女子麺屋」の海鮮うどん

まずは、高雄空港から地下鉄に乗って宿泊先の「シティスイーツ カオシュン チェンナイ(城市商旅・真愛館)」へ向かう。一度乗り換えて下車した駅から向かうホテルへの道は灼熱の10分間で、一度道を間違える。
ホテルの周辺は高雄港と再開発した倉庫街(横浜の赤レンガ?おしゃれなお店、cafeなどが入っている)に面していている。ホテルの裏手は船舶の艤装を取り扱う会社(工場)が多く雑然としている。フロントはスマート、ホテルのパブリックスペースも部屋もとてもとてもきれいで文句なし。センターコートに面した部屋は20畳の広さで申し分なし。ちなみにルームチャージは朝食込みで、台湾ドル1,740円(日本円5,000円程度)。ただし、無機質なセンターコートが見えるだけで、ガラスはすりガラスでないからプライバシー丸見えなので、カーテンは閉めたままがよろしい。

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シティスイーツ カオシュン チェンナイ(城市商旅・真愛館)

1泊2日の旅程で何をするのか。それは、食事とビールだけである。ところが高雄の街に飲食するに適当な店が見つからない。ビールもうまいのはアサヒかキリンだけである。夜市には早いがもともと夜市で食べる気はしない。紹介してもらった海鮮料理店はまだ開店していなかった。そごうと三越の前にあったマグロの店に入る。

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カトレアが鉢にも入れられず勝手に咲いている

2日目の高雄は灼熱の太陽にさらされている。雨傘を日傘の代わりにして港を巡る鉄道跡地のプロムナードを、花を見ながら歩く。途中で、旧英国領事館を見るために市営バスに乗ると、バスの座席を占めていた女子学生がすくっと立って席を譲ってくれる。国立中山大学の生徒さんだった。四子湾海水浴場のバス停に降り立ち旧英国領事館までの数分間で汗が噴き出す。見学1分でタクシーに乗り地下鉄四子湾駅に戻り、倉庫街のおしゃれな店々をのぞきながらホテルに向かう。

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太陽をいっぱい浴びて

この旅行に行くにあたって、日本に住む高雄出身の人に高雄の気候について聞くと、この時期でも暑くて高雄には帰りたくないという。ホテルに戻ると下着は汗一杯で、昨日着替えたものに再度着替える。とにかく暑いというほかない。
 
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倉庫街の雑貨屋さん 黒猫が看板猫だった

高雄空港では、出国手続きが日本に比べ格段に厳格であった。①出国審査場に入るときの本人確認、搭乗券の名義確認 ②出国審査での本人確認、バイオメトリクスによるチェック、指紋採取 ③搭乗ゲートでの本人確認と搭乗券の名義確認が念入りにかつスピーディに行われた。

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富士山は日の入りのタイムアウトで見られず

LCC(格安航空会社)にまとわりつく、漠然とした不安・・・。そのようなものは一切感じない。往復15,000円程度でどこに行けよう。日本人の機長、日本人3人と台湾人?1人の客室乗務員。日系のLCCゆえの中国本土人の少なさ、すなわち静かな機内。これ以上望むものはない。

成田空港第3ターミナルで食事をしてから帰った。ここには成田空港が設置したディスプレイがあって世界各国の天気予報が流されていた。
ニューヨーク・パリ・・・北京・香港・・・。なに、台湾のがない。台湾は第三番目に入国者が多い国である。東日本大震災では米国に次ぐ多額の義援金とお見舞いをいただいた国なのに、日本の窓口である空港会社がこのようなデリカシーのなさでどうするのか。