小川谷林道通行止(通行禁止)

平成23年3月11日の東日本大震災発生以降、酉谷山に3度登り、
4月22日~23日、4度目の酉谷山となりました。
これまでとはルートを変えて、今回はタワ尾根から登りハンギョウ尾根を下ることにして
小川谷林道に向かいました。
 
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 今回、やはり奥多摩ビジターセンターという役所や、
都(みやこ?)レンジャーさんはお役人様であることがよくわかりました。
 
小川谷林道からタワ尾根に乗ったりハンギョウ尾根、旧酉谷避難小屋のルートを選ぶと
どうしてもオーバーハングの岩場を通らなければなりません。
 
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ヨコスズ尾根から小川谷林道上部の崩壊場所が確認できます。
ここは籠岩中腹あたりですが、この崩落個所から岩が落ちてきたら道路を直撃しますので、
通行止めを振り切っていこうとする人はわりと深刻に受け止めたほうがいいと思われます。
 
 小川谷林道に向かったのですが、落石のおそれということで通行止めだったので、
ならば天祖山から登ろうかと日原林道に向かい途中まで走ったのです。
しかし、駐車の場所で困るだろうと踵を返し、東日原に車を止め
急きょヨコスズ尾根から酉谷山に向かうことにしました。
 
問題は、3月11日に大震災があったのにもかかわらず、
小川谷林道通行止めの周知が図られたのは、ヨコスズ尾根登山口で
4月9日、
一杯水避難小屋、酉谷山避難小屋で
4月16日
だったのです。
 
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加えて、下山後奥多摩ビジターセンターのホームページを見ると、
日原林道も通行禁止となっているではないですか。
つまり、小川谷林道と同様に通行止の措置が始まるところまで行かないと
通行禁止の事実が分からないということです。
 
林道が本当に危険ならば、3月11日からのもっと早い時期に周知が図られるべきであり、
林道も通行止めの起点まで行かないとその事実が分からないというのでは、
あまりにも悠長すぎるということです。
もう一つ言えば、秩父側から登ってきて東日原に下タワ尾根などを下りる場合の危険をも
想定しなければならなかったでしょう。
 
4月16日になってようやく長沢背稜に注意書きが掛けられるとは、
そのスローモーさに脱帽です。
 
一杯水避難小屋
七跳山(七跳尾根分岐)
酉谷山(酉谷山避難小屋]分岐
に4月16日付けの注意書がありました。
 
下山はハンギョウ尾根としていたのですが、
その場合でも小川谷林道を通る必要があるので、
登りと同様ヨコスズ尾根を下ってきました。
 
(籠岩を一度でも通過したことのある人は、見上げるほどの絶壁を思い起こせば、
通行止めを無視するわけにはいかないでしょう。)