酉谷山避難小屋の水場のコップ (2013)

2013/ 9/ 6~7と9/13~14の2週続けて、酉谷山避難小屋に登ってきた。
小屋ノートは、善意に溢れた言葉がほとんどで、その調子はこの10数年、一向に変化していない。
 
そして変化していないもう一つの事象は、やはり小盗を働く輩が、このような山奥の小屋にも出没するということである。
 
その小盗が持ち去るものと言えば、トイレットペーパーの塊であったり、汲み取りトイレの消臭用バイオだったりしていたが、今回は水場のコップであった。このコップ、先週見当たらなかったので、今週もくまなく探したが見つからなかった。
 
もとより、このコップは水場で水をいただくときのためのもので、小屋に宿泊したときに他に転用できるようなものではないから、たとえコップを掛ける木の枝から外れたとしても散逸するような代物ではない。
 
こんな小物でも、あったところにあるべきものがないと、非常に寂しいものだ。非常用として善意の人が置いた食料も、そのたびにことごとく食い尽くされてしまったようだ。
 
居心地のいい小屋だけに小盗の出没は残念だが、そのような性癖のものが一定の割合でいるのもこの世の現実である。それほど純な人ばかりではないという当たり前の話・・・。
 
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