日高辿路 (2013)

神原照子さんの自費出版本である日高辿路(ひだかてんろ)をしばらくぶりに開いた。
(この本は、「秘境日高三股へようこそ」の管理人さんからいただいた貴重な本である。)
 
神原さんは、日高山脈113座を踏破し、その記録をこの本にまとめているが、「春別岳・1917m・1903m」の
項で「私の登山人生にも限りあることを自認している現在・・・、次を約束できない年齢に達している。」と述べら
れている。
 
それは2002年のことであり、まだ神原さんが還暦を迎えられる2年前のことになる。もうそのころに先の日高
の山歩きのリミットをある程度感じられていたのだろう。
 
かく言う私も、2011年10月にカムエク~コイカクの縦走を夢想し、軽度の凍傷で尻尾を巻いて下りてしまって
からというもの、稜線の縦走は行っていない。やはり、日高の山を歩くには、夢と強い意志を持たないといけない
ということだろう。
 
 
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1730m手前のお花畑斜面からのカムイエクウチカウシ山 (2010)