登山用レンタルヘルメット (2013)
この山域での山岳事故を見ると、2012年には遭難者の4人に1人が頭部を負傷しているということである。
負傷だけで済めばまだいい。
前者が原因の落石事故の巻き添えになったりして大きな事故に遭ったら目も当てられない。
おりしも山と渓谷8月号は、特集『遭難しないためにできること』において、事例とともにヘルメットの着用を推奨している。
山では、虚血性貧血(虚血性心疾患)も事故の誘因となることがあるようだ。
そんな時、ザックやヘルメットが頭部を直接打ちつけないことにも役立ってくれるはずだ。
この間、ヘルメットを着用していないのは2人だけだった。
奥穂高岳を出発して馬ノ背で先行パーティに追い付き、その後ろを追わせてもらうことの承諾を得た。
しかし、自分が原因で落石事故に巻き込んではいけないし、パーティの落石を受けてもいけないと、
先行パーティが下るときは鞍部に達するまで下りない、
先行パーティが登るときはピークを過ぎるまで登らない
ことを、最後まで守った。
ヘルメットも持たないし、ということもあった。
長野県山岳遭難防止協会は、山岳遭難事故防止のために登山用ヘルメットの着用を推奨し、その一環としてレンタルヘルメットの貸し出しの道筋をつけた。北アルプス界隈で150個、1日1000円ということだ。
ところで、他人の使った汗臭いものを借りるか?と考えると、ちょっといやだなぁ
そんな気持ちになってくる。
となると、レンタル料は3,000円也。
レンタルヘルメットは山小屋での貸し出ししかしないし・・・、ということで、
神田の山の店へ。
さっそく、ブラックダイヤモンドのハーフドームヘルメットを入手。
お代は6,090円だった。
安全登山を心掛け、事故がないように!